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  • 2011.04.26 Tuesday
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昨日、二人の高校生が診察に来て ...

http://ejnishi.tumblr.com/post/445752038

 昨日、二人の高校生が診察に来て、無事卒業式を終えた、と言いました。良かったねえ、よく頑張ったねえ、と言いました。二人とも、もうすぐ赤ちゃんが生まれます。そのことは、学校には一切知らせていません。

 本来なら、学校にも知らせて、体育などの配慮もして頂いたほうがいいのでしょうが、そうすることは怖いのです。それを知った学校がどう判断するのかが分かりません。二人とも県立高校ですが、生徒の妊娠を学校がどう受け止めるのか。せめて知らん振りしていてくだされば、それはそれで個人で工夫が出来るのですが。

 「退学しなさい」ということが現実にあるものですから。これは、30年前と全く変わりません。だまって中絶すれば、学校は続けられます。産もうとすると、続けられません。

 高校生で、一人悩んでいるうちに、時期を失してしまった、もう中絶するしかないとなって初めてクリニックに来た子がいます。やむを得ずの出産です。

 相手の男性も同じ県立高校の生徒です。家族が学校に相談したら、何と、二人とも退学になってしまいました。他の生徒に与える影響が、というのが理由です。かわいそうなことになってしまいました。彼は、大学に行って教師になりたいとの希望を持っていました。

 多くの人は自業自得というでしょう。でも、それならチャンと教育すべきだと思うのです。

 性は生殖であるということ。妊娠はするものなのだと。

 妊娠してもいいのかどうかをしっかり考えろと。

 それに避妊も。避妊は決して簡単なものではないのだと。必死でしなければ妊娠はするものなのだと。

 避妊を教えるとセックスをしたがるではないか、という人がいます。とんでもない、避妊をいい加減に考えているから、行動をとっているのですよ。ちゃんと知るということは、行動も慎重になるということなのです。

 そういい続けて、30年。事態はちっとも変わりません。いえ、性教育を巡る状況はますます後退し続けています。

 私のクリニックでは、高校生同士だけでなく、いま中学生のカップルで出産する子もいます。中学なんて、避妊は教えてはならないことになっているのですから。いい加減な知識で、妊娠なんてしないと思っているのですから。学校は、やはりこのことを知りません。彼女も彼も、具体的な将来の職業の希望を持っているのですが、すべて諦めなければならなくなりました。



- 今クリニックで起こっていること。�@中学生、高校生の出産: 河野美代子のいろいろダイアリー (via rajendra) (via pdl2h) (via oosawatechnica) (via otsune) (via kogure)

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  • 2011.04.26 Tuesday
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コメント
4年前に担任した生徒が、3年前に退学した。私が担任していなかったため、理由は不明。昨年、前任校の同僚から妊娠して、出産するため退学したとのこと。離任式の日に手渡された色紙には、その生徒の「最後に迷惑かけた系」との言葉が。一体、教育とは何か。その生徒も含めての教育か。それとも、統制の中の教育か。公教育のあり方が問われているのか。いずれにせよ、妊娠して高校を続けるという選択肢を教師の側は持ち合わせていない。
  • ヴィルヘルム
  • 2010/03/20 8:28 PM
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